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  • そのスマホ・・・実は感染源かも。

    そのスマホ・・・実は感染源かも。

    スマホは、従来の電話やメールに加えて、撮影やSNS、決済やネットショッピングなどなど、幅広い世代にとって欠かせない存在となりました。

    あるコンサルティング系調査会社の発表によると、1人当たりの利用時間はついに3時間を超えたとの事。全年代の統計で60%超がスマホを保有、世帯保有率データで75.1%とPCの保有率を超えました。

    一方で、スマホが手放せなくなり、触れる時間が長くなるほど、スマホが汚れる可能性も高まります。スマホの画面などに付着した菌がオフィスや家庭に持ち込まれ、感染拡大の温床になる可能性も。

    今回は、スマホに付着する菌について整理していきたいと思います。

    スマホはなぜ汚れるのか

    このような行動に心当たりはありませんか。

    ・汗や皮脂、くしゃみ、咳が付着しても気にしない
    ・手指が汚れた状態でスマホを操作することがある
    ・トイレにはスマホを持ち込んでいる

    これらによって、スマホには菌が繁殖する可能性があります。特にトイレへの持ち込みは非常に危険です。

    どのような菌が付着しているのか

    スマホにはどんな菌が付着するのでしょうか。いちばん多いのが、ヒトの皮膚の「常在菌」。

    人間の身体は、約30兆個の細胞で作られているとされますが、人の身体に生息する常在菌の数はなんと、40~100兆個といわれます。人間は、常在菌と共生しているのです。常在菌のうち、病原性を示さずむしろ外部からの侵入菌の増殖を防いでくれるものを「善玉常在菌」、反対に、病原性を示す常在菌を「悪玉常在菌」といいます。常在菌は、ある人にとっては善玉常在菌でも、別の人にとっては悪玉常在菌となりうるのです。このことは、年齢や免疫力などによって左右されます。

    また、トイレに持ち込んだ場合、ノロウィルスや大腸菌O157、食中毒などが存在する可能性があります。トイレのあとには大抵の人が手を洗いますが、スマホはそうではありません。人間の身体に悪さをする菌・ウイルスが付着したままになる可能性は大いにあるわけです。

    基本的な予防策は

    トイレにスマホを持ち込まず、通話しない
    トイレにはさまざまな菌・ウイルスが存在する可能性があります。画面に付着する可能性も高いので、持ち込まないようにしましょう。

    手洗い、消毒
    感染症の原因となる経路の80%は接触感染とも。衛生的ではない手指で操作したスマホは、同じように衛生的でない環境になる可能性が高いため、こまめに手洗いを徹底、アルコールスプレーなども活用してダブル予防しましょう。

    咳エチケット
    くしゃみや咳が出るときは、念のためにしっかりマスクを着用しましょう。うつさないための大事なマナーです。

    日ごろの健康管理
    日ごろからなるべく健康を管理し、食事や睡眠を十分にとる事が必要です。疲労がたまっていたり、睡眠不足だと免疫力が低下します。

    まとめ

    今回は、スマホの菌について整理しました。スマホは便利で、どこにでも手軽に持っていけるがゆえに、菌やウイルスが付着する可能性も高いのです。きちんとした衛生意識をもって、スマホライフを楽しみたいものですね。