
拠点と経営の深いつながり。
事業戦略をカタチにする第二の本社を求めて
株式会社ジーシーシー 様
業種:地方自治体を専門とした情報サービス企業
時期:2019年1月~
自治体と地域住民の暮らしを支えるパッケージシステムを50年にわたって提供してこられたジーシーシー様。そのソリューションを求める自治体は、創業の地である群馬県前橋市周辺自治体だけでなく、首都圏にも大きく広がっています。「地元密着型ICT(情報通信技術)」を目指されるジーシーシー様の、戦略拠点づくりをサポートしました。
選定基準を踏まえたスピード対応で活発な不動産市況を乗り切る
本社移転プロジェクト
立川にある拠点を、もっと都心に移そう。
ジーシーシー様社内で、移転の話が出たのは2019年の年明けのこと。
売上の半分は首都圏の自治体にあること、 その売上を担う立川支店では採用が年々難しくなっていたことがあり、 「首都圏はここで完結できる」という拠点、第二の本社をつくろうという計画を、 急ピッチで進めることになりました。
当初はもともと拠点のあった立川寄りの中野エリアで物件を探そうとしておられたのですが、 ジーシーシー様の条件に当てはまる物件は当時「まったくない」という状況からの スタートを切ることに。
エリアによっては需要と供給のバランスが追い付かず、 ここ数年のオフィス用不動産市況は非常に活発で、 良い環境の不動産はすぐに借り手が決まっていく環境です。
物件がない、時間がない、経験がない。
しかし、はじめての都心部でのオフィス構築、 想定外のオフィス物件を取り巻く環境に直面しながらも、 ジーシーシー様のスピード感はまったく衰えることはありませんでした。
最終的に決定された「西新宿三井ビルディング」での内覧時のことを、 このように振り返られています。 「ビルに入った瞬間に、『あ、ほかのビルとは違うね、ちょっと背伸びですけど、ここにしたいね。』 というテンションになって。」
それまでの過程で「何のためにその拠点が必要なのか」という考えをしっかりと持たれていたこと、
私たちFRSにも共有いただき、ふさわしい物件をご案内できたことがポイントでした。

オフィスが仕事スタイルを変える。「毎日の仕事」はデザインで表現できる
「開発と保守が、しっかりとコミュニケーションが取れるようにしたい」
「食事を取ったり、休憩をしたり。一度スイッチを切り替えられるようにしたい」
「会議室の使い勝手を良くして、打ち合わせの雰囲気をよくしたい」
ジーシーシー様からは、新しいオフィスに移転後、 社員の皆さんに「どのようにオフィスを使ってほしいか」 「どんな環境で仕事をしてほしいか」というイメージを具体的にオーダーいただきました。
以前の拠点と比べ「会議室」「応接室」の数は少なくなっているのに、 打ち合わせをする機会や、休憩中や食事中に普段一緒に仕事をしない人同士で 会話する機会が増えたとのこと。
オフィス中央に用意した丸テーブル、窓際に配置した集中スペース、 ユーモアのある家具で温かみを出したリフレッシュスペースなど、 「自然と人が集まりやすくなる」デザインで、毎日の仕事習慣に良い影響を生むことができました。

お客様の声

「担当と担当」の連携だけでなく、「会社と会社の連携」が安心を生む具体化してくれる。
株式会社 ジーシーシー 東京本社 営業部 矢野様
移転の計画が出てきてから、実際に移転するまでおよそ半年くらいの期間でした。 しかも条件に合う物件はないし、ゴールデンウィークは長いし、 移転日は早い段階で決まってしまったし…と。
本当に時間がありませんでした。 その環境で、仲介からデザインまで全部一括して進行してもらえるのは、本当に助かりました。 それぞれを別の会社様にお願いするとなると、正直このスケジュールでは無理だったかなと思います。
もちろん、仲介・内装・デザインとそれぞれFRS内部の担当は別にいらっしゃるのですが、 逆に当社でもビルの契約はこの人、電気設備はこの人、内装は私…と担当が分かれていて、 それをうまく連携してもらえたと思います。 私はメールのCCで、進捗確認だけしていればきちんと進んでいく安心感がありました。
お付き合いの中で、しっかりと会社のことを把握して頂いて、 会社全体で連携ができていることを感じます。
今後はこの東京本社での採用を強化して、人が増えていくことになります。 そうすると、またオフィスの使い方が変わってくる。今後も楽しみです。
取材実施:2019年8月