
健康経営を考えるうえで、「オフィス環境」はとても大切。オフィス環境が与える従業員への影響は様々報告されています。 今回は、オフィス環境改善につながる施策をいくつかご紹介いたします。
オフィスの照明

オフィスで使われる照明の色には、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色と5種類があります。中でも一般的な色は「昼光色」「昼白色」「電球色」の3種類。
昼光色
白く青みのある最も明るい色です。この青みが脳を覚醒させる効果がある事から集中力を高める色とも言われています。しかし明るいが故、目が疲れやすいデメリットもあります。
昼白色
太陽の明るさに最も近い自然な色で人間にとって一番身近な色とも言われています。また一番多く使われる色でもあります。
電球色
暖色系の温かみのある色です。リラックスをする場所にお勧めの色です。
また、オフィスの照明は照度も重要です。人間は「日中は明るく、夜になるにしたがって暗くなる」という一日の光の変化に合った適切な光を浴びると効率よく活動ができるそうです。

一日中同じ照度の環境にいると時間の感覚を失ってしまうため、執務エリアは「朝・日中・夕方・夜」と時間ごとに照明を変化させる事で朝から退社まで効率よく働く環境を整える事ができます。
オフィス内にあるそれぞれの空間に合わせて照明の色、照度を変えることで集中する時間と休憩する時間とメリハリのある環境がつくれます。
期待できる効果 … 集中、業務のメリハリ
オフィスに書籍を置く

最近では、オフィス内にライブラリースペースを設けたいというご用命も少なくありません。業務関連の本、ビジネス雑誌、資格習得関連書籍など種類は様々ですが、例えばリフレッシュルームに置いておくと、本を手にする機会が増え、そこから会話が生まれ、アイデアが浮かぶことも。本は刺激や気づきを与えてくれますのでコミュニケーションツールの一つとしての活躍が期待できそうです。
並べる書籍は、従業員がお勧めの本を集めるのも面白い方法ですが、最近は、業種や風土、組織に合った推奨書籍の運営管理を行ってくれる専門会社もありますので、プロに任せてみるのも良いかもしれません。
期待できる効果 … コミュニケーション増進、知識習得、自己啓発
オフィスに緑を取り入れる

オフィス内の植物は、デザイン性だけでなく、ストレスの軽減、リラックス(癒し)、知的生産性の向上、空気浄化効果など様々な効果が期待できることが分かっており、職場環境改善策のひとつとして有効です。最近では、空間や場所に合わせて柔軟に設置できるよう置き型タイプはもちろん、吊すタイプ、家具へ取り付けるタイプなど様々な観葉植物があります。
オフィス内の緑視率、人の視界における植物など緑の多さを計る指標で言うと、緑視率が10%~15%の割合が最適だという研究結果も。手入れの面で本物はちょっと…という場合には、本物に近いフェイクグリーンも多く販売されています。
期待できる効果 … ストレス軽減、リラックス効果、知的生産性の向上、空気浄化効果
まとめ
今回は、オフィス環境を整える手段のなかで、着手しやすい方法についてご紹介しました。内装デザインを一新して環境を整えることももちろん可能ですが、最初の一歩はカンタンに始められるものから手を付けてみることをおススメします。ご不明な点などございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
下記のFRSブログでも、身体の負担を軽減できるオフィス家具をご紹介しています。ぜひご覧ください。