
今年も各家具メーカーの新商品発表会や、フェアの開催される時期が到来。10月8日には、丸ノ内ショールームでハーマン・ミラーの新商品お披露目会が開催されました。
目次
ハーマン・ミラーとは
アメリカに本社に置くハーマン・ミラー社は、オフィスや住宅、公共施設など多方面に向けて展開する家具メーカーです。人間工学の研究を基に、ユーザーが負荷なく快適に働ける環境を実現できるプロダクトを供給しています。アーロンチェアは同社の代表的なチェアのひとつで、世界中にファンの多いプロダクトです。
今回は、ハーマン・ミラーから「集中」と「コラボ」を実現できる製品など、興味深いプロダクトをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
ソロとコラボレートを可能にする「プロスペクト」


ソロワーク、集中ブース、コラボレーションの場と、様々な形に組合せることができるプロダクト。フリーアドレス席を採用する企業が増えている中、「自席の時のように集中するスペースがない」 という声に応えて誕生しました。パネルの枚数で空間をクローズ、セミクローズ、 半オープンにとデザインできるのも特徴です。

パネルにあるグレーのフエルトカバーの下はホワイトボードになっています。好きな位置をホワイトボード仕様に変更することができ、使わない面はフエルトカバーをしておけばカードやメモなどを張り付けることができたりと、機能面でも優れています。
上下昇降は対面型だけではない?「アトラス」

従来の上下昇降デスクと違い、立つ・座るという上下昇降機能に+α、 自由度の高い組合せを可能にしたのが「アトラス」。規則的なデスクの配置から解放され、不規則なデスク配置が生むコラボレーション機能と上下昇降機能をひとつにしたプロダクトです。通常の業務だけではなく、即席ミーティングなども実現できます。
「プロスペクト」、「アトラス」のどちらとも、作業に集中したり、他者とのコラボレーションが生まれやすい動きにフォーカスしたプロダクトで、様々なシーンに柔軟に組合せられます。
集中しやすい体勢にフィットさせるモニターアーム

眼精疲労や身体への負担軽減につながるとして、標準装備のひとつになりつつあるモニターアーム。今回のお披露目でも、すべてのモニターにアームが付いていました。操作者の身体に合わせて調節できるので、より集中しやすい環境が実現できます。VESA規格に対応したモニターであれば取り付けが可能。
「集中」「コラボ」を人間工学的に基づいた「コズムチェア」

コズムチェアは、座る人の体格に合わせて、チェアが自動的に最適な体勢に調整してくれる優れもの。自分でチェアの調整をする必要がありません。通気性を意識したメッシュ素材は、より体にフィットし、「コラボレーションの70%は座席の周りで起きている」という調査結果を考慮し、正面の座り心地に加え、横向きの姿勢にもなりやすいデザインであるのも見逃せません。集中するデスクワークにも、周囲とのコミュニケーションにもあらゆる体の動きに対応します。
~ マメ知識:疲れにくいチェアの座り方~
背もたれに体重を預けるように深く座り、少し体を反らした状態が良いそうです。浅く座った場合、全体重を自分で支えなければならないため、腰に負担がかかりやすいそう。最適なチェアに腰掛けて、少し反った体勢で、モニターアームによってベストな位置に画面を調節すると、最高のパフォーマンスが発揮できるかも。
まとめ
今回はハーマン・ミラーの新製品や、おススメ家具をご紹介しました。
従来の家具は、「ヒトがモノに合わせる」発想が当たり前だったため、サイズが合わないと身体への負担が少なくありませんでした。しかし、ハーマン・ミラーのプロダクトは「モノがヒトに合わせる」という視点により、働きやすい環境の実現に最適だといえそうです。
ハーマン・ミラーなど、オフィス環境についてご不明な点などがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。