【訪問リポート後編】オルガテック東京2026で見つけた、働く人の「居心地」を高める最新プロダクト

アップサイクルの取り組みを紹介する、ITOKI(イトーキ) の展示

2026年6月2日から3日間にわたって開催された、アジア最大級のオフィス家具展示会「オルガテック東京2026」へ、今年も行ってきました!

アワード受賞ブースを中心にお届けした第1回に続き、第2回となる今回は、会場で出会った「面白い!」「これは素敵!」と感じたブースやプロダクトをピックアップしてご紹介します。

働き方の多様化に合わせるように、オフィスのデザインや機能もどんどん幅が広がっています。オフィスづくりの最前線では、今どのような提案があり、どんなプロダクトが登場しているのでしょうか?

現地で見つけた注目ブース&プロダクトを一挙ご紹介!

会場を巡るなかで出会った、これからのオフィス空間をより豊かに、ワクワクさせてくれるようなアイテムたちをご紹介します。それでは、現地の写真と共にどうぞ!

離れることも、大切

PLUS(プラス) 展示ブース

「アイスキャンディの棒みたいでかわいいブースだな」と思わず足を止めたのは、PLUS(プラス)のブース。

「つながることが注目されがちだけど、シナジーを生むためには適切に離れることも大切なのでは」という発想から、オフィスにおける「気配」「向き」「余白」という切り口で空間を提案していました。

「お互いの気配を感じるくらいの絶妙な距離感」、確かに自社オフィスにも欲しくなる仕掛けです。リアルな場だからこそ重要な「人とつながる」と「集中できる」の両立には、こうした心地よい距離感の設計が大切なのだと改めて気づかされました。

なんの山?

ITOKI(イトーキ) 展示ブース

イトーキのブースでは、アップサイクルの取り組み「Econifa(エコニファ)」を紹介していました。ユニフォームの生地や木片など、あらゆる未利用資源や製造過程で出る副産物が、新しい価値を持って生まれ変わる一連の流れを、ブースの各所で山盛りになった「素材」とともに大胆に表現しています。

会場には、実際の未利用資源から作られたスツールも展示されていました。企業の社会的責任として、環境への配慮は今や外せない重要なテーマです。リアルな素材と、そこから生み出されるデザインの価値を目の当たりにできる、環境問題への真摯な向き合い方がストレートに伝わる展示でした。

色には力があるんだよなぁ

QUON(クオン) 展示ブース

「心がうごく色がある」という素敵なメッセージと共に、それぞれの「色」で鮮やかにコーディネートされた空間を発信していたのがQUON(クオン)のブースです。色の持つ心理的な効果を実感させてくれる展示でした。

日本生まれ

AKITUKI(アキツキ) 展示ブース

福岡県の「秋月」という地名をブランド名にした家具ブランドを発見。国内産の木材を使い、日本生まれの張地で丁寧に作られており、凛とした圧倒的な世界観を表現していました。

社長、導入しません?

MYTREX(マイトレックス)

スタッフの方に「ぜひ座ってみてください!」といざなわれ、お話を伺いながらフムフムと気持ちよく座り続けてしまったのがこちら。ハンディマッサージャー(ガン型)で広く知られるMYTREXが家具領域に参入し、「リカバリー家具」として誕生した新製品です。

もともと発売しているハンディガンの技術をそのまま家具の中に組み込んで作ったのだそう。しっかりとした心地よい刺激で、とにかく気持ちよかったです! 各種調節も可能で、なによりこのコロンとした愛らしいデザインが魅力的。近年のホームライク(自宅のようにくつろげる)なオフィス空間にも違和感なくしっかりマッチします。2026年秋の正式ローンチが今から楽しみです。

お気に入り、見つけました

DAIKAN(ダイカン)

「実はこれ、20代の3名の社員がそれぞれデザインしたんですよ」とスタッフの方が教えてくださったサイン(標識・案内板)シリーズ。オーダーメイドではなく、既製品でここまでデザイン性の高いサインがあるなんてありがたい!と、一緒に回った弊社のデザイナーたちも皆、興味深く見入っていました。

遊び心のあるデザインがどれも素敵でしたが、個人的にはこの「布」をモチーフにしたような、ユニークなデザインが特に気になりました。

北欧の家具ってやっぱり好きだなぁ

UMAGE(ウメイ)出展ブース

オルガテック初出展となる、デンマーク発のブランド「UMAGE」。日本ではこれまで発売されていなかったインテリアも並んでいるとのことで、ひとつひとつ洗練された美しいデザインは見ごたえ抜群でした。

一つひとつ表情がちがう

CEMENT furniture 展示ブース

独特の質感とモダンなフォルムが目を引く、自然素材とセメントから生まれた家具です。製造時の乾き具合によって微妙に色合いが異なるため、ひとつとして同じものはないのだそう。オフィスに「一点モノ」の温かみを取り入れるのも素敵ですね。

スタイリッシュなオフィスになりそうです

ART WORK STUDIO(アートワークスタジオ)

存在感のある照明に、思わず引き込まれました。デスクやチェアだけでなく、照明にまでこだわってみると、オフィス全体の空間がぐっとおしゃれに、そしてドラマチックに引き締まりますね。

木家具のプロフェッショナル

HIDA(飛騨産業) 展示ブース

家具の美しさが際立つ光の使い方が印象的だったHIDAのブース。「丁寧なものづくりから生まれる、普遍的な空間」をコンセプトに、木の質感がとても美しい木家具を幅広く展示していました。

なかでも座り心地一番人気という椅子は、座面の奥が少し立ち上がっており、お尻が包み込まれるような最高のフィット感でした。

サステナブルな「テラゾー」

株式会社パシフィックアーバンシステムズ:テラゾー

カラフルでバリエーション豊かなテラゾー(人造大理石)を発見しました。これには弊社デザイナーも目が釘付けになり、興味津々で質問を重ねる一幕も。木材や石材の端材を再利用しているほか、ココナッツやバンブーを入れて作られることもあるのだそう。デザイン性だけでなく環境にも優しいサステナブルな製品です。

カーペット?!

TOLI(東リ):グリッドカット

一見すると床タイルのように見えるこの床、実は「タイルカーペット」なんです。グリッド加工による独特の立体感があり、カーペットならではの歩きやすさや吸音性を保ちながら、空間をモダンに演出してくれます。

ブラインドのイメージが変わるかも

タチカワブラインド:調光タテ型ブラインド

室内に差し込む自然光を、思いのまま穏やかに調整できそうなプロダクト。これまでのブラインドのイメージが覆されました。リモコンやスイッチで簡単に操作できるとのこと。

デザイナーの視点も新鮮でした

今回のオルガテック東京2026も、これからのオフィスづくりのヒントになる新しいプロダクトにたくさん出会うことができた、実り多き展示会でした。

また、途中からはFRSの設計デザイナーのメンバーにも同行させてもらったのですが、私とはまた違った視点での盛り上がりがとても新鮮でした。サイズ展開や価格帯、納期といった実務的な確認はもちろんのこと、「あの案件のご提案にぴったりかも!」「この仕様の組み合わせは新しい!」など、設計のプロならではの視点やアイデアが次々と飛び出します。一緒の空間を体験することで、私自身にとっても非常に解像度が上がる勉強の機会となりました。

まとめ

スタッキングが可能な「TEORI」の竹家具「FUSHI_フシ」

今回、数々の素晴らしい展示を拝見し、各メーカーが時代の変化や働く人のニーズを敏感に読み解き、並々ならぬこだわりと工夫を凝らしてものづくりを続けられていることを、改めて実感しました。

このような最前線の盛り上がりを肌で感じたからこそ、オフィス環境の構築をお手伝いする私たちFRSとしても、広く深い知見を持ち続け、お客様一人ひとりに合わせた「最適なオフィス環境」をご提供していく責任を改めて強く実感しました。

今回のリポートを通じて、「こんなオフィスにしてみたい」「社員がワクワクして集まる場所にしたい」と感じた部分が一つでもあれば幸いです。FRSでは、皆様の理想のオフィスづくりに伴走いたしますので、どんな小さなことでもぜひお気軽にお声がけください!

■「オルガテック東京2026」レポート記事の第一回はこちらからご覧ください
「こんなオフィスで仕事がしたい!」想いのあふれるオルガテック東京2026 訪問リポート

(著:FRS広報チーム)